今、期末テスト前の娘。
娘はいつも、2週間前からゲーム断ちをして勉強をすると自分の中で決めているようで、
ストイックにそれに従い、やっているのですが・・・。

元々勉強が好きな訳ではない娘。でも、志望校に行きたいからという理由で勉強しています。
（だいたいの中学生がそうですよね）

ある日、学校から疲れて帰って来て、でも嫌な勉強をしなければいけないという事で機嫌がＭＡＸに悪い！！
色々と弟に悪態をついています。
最初は静観していたのですが、あまりに理不尽な事ばかり言っているので、注意をすると、私に対してもキレはじめました(>_<)
いつもは親だからと抑えるのですが、さすがにカチンときたので、
「もう知らん！好きにしたらええやん！その代わり、あんたの事は私はもう何もせん！全部自分でやったらええやん！」
と言い放ち、席を離れました。

本当はそんな言葉では収まらないほど、私は頭にきていました。
ちょっとクールダウンさせようと、お風呂に入る私。

お風呂から戻ると、娘が半べそで「さっきはごめん・・・」と謝ってきました。

「・・・。謝ってくれたけんもうええけど、どうしてさっきはあんなにイライラしとったん？」と聞いてみました。

「自分でも分からん・・・でもイライラしたんや。」と娘は答えました。

そこで私は「テストやからって自分で自分を追い込み過ぎとんやないの？そんなにゲームも何もかもやめて勉強せんでもええんやない？ちゃんと時間を決めてリフレッシュしたらいいやん。それでイライラして周りに当たってしまうんやったら、適度に息抜きして、自分で無理なく続けられるペースをつかんだらええやん。」という話をしました。かなり熱っぽく。
そしてここまで話して、ハッとしたのでした。

これ、全部私にも当てはまってるやん！！
娘に熱っぽく語っていたこと、それは、娘に言っているようで、自分に言い聞かせていたのでした。

私も誰に言われたでもなく、自分を追い込んでしまう事があります。
自分で追い込んどいて、「忙しい！」とイライラしてしまうのです。
そして後で思うのです。「余裕ないってやっぱり良くないな」って(;´∀｀)

このような事は、普段意識していないから気付いていないだけで、結構日常的に起こっていることでもあります。
他人に対して何かを語っている時、それは自分自身に向けたい言葉でもあるのです。

よくカウンセリングに来られる方でも、「自分の気持ちが分からない」とおっしゃられる事があります。
でも、今から行うワークをすれば、自分の本音を知ることができます。
これは、実際に相手に伝えたことだけでなく、例え伝えなかったとしても、自分の中で強い感情と共に言いたいことが出てきた時にも、
使えるワークだと思います。

①最近、誰かに何か熱くアドバイスした事は何ですか？
②誰かに何か「こうだよ！」と言いたくなった事は何ですか？
③そのアドバイスを自分に適用した場合、どうなりますか？

実は私、カウンセリング中にもこのような事がしょっちゅう起こっていることに気付きました。
クライエントさんのお話を聴き、「こういうものの見方もあるよ」という話をする時、
「ああ、自分もそうだよね・・・。」と思う事があります。

これを心の仕組みで「投影」と言います。
私達は、日常的に投影し合って過ごしているのですね。

この「投影」については、また別の機会に詳しくお話したいと思います。

今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました！