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実は「自己肯定感」には2種類あった!自己肯定感を簡単に上げる方法

みなさんこんにちは^^

最近何かと話題になっている自己肯定感。

自己肯定感が高いと思い通りの人生を歩めて、自己肯定感が低いと何をやっても満たされない。

だから自己肯定感を持ちましょう!というような話を聞いた事のある方は多いと思います。

実際に「自己肯定感が低い」というお悩みでカウンセリングに来られる方は非常に多く、

「どうすれば高くなりますか?」というご質問をされる事も多いです。

今日はこの自己肯定感について、そもそも自己肯定感とは?という話から、自己肯定感を上げるための方法について、お話していきたいと思います。

自己肯定感は2種類あった!

自己肯定感
「自己肯定感のある人」と聞くと、どんなイメージがありますか?
いつも元気で明るく、前向きで意欲的・・・・そんなイメージがあるかもしれません。
成績がトップの同僚、人気者の友人、リア充に見えるSNSのあの人・・・
一見、自己肯定感が高いと感じるかもしれませんが、それだけでは判断できないのが自己肯定感です。
それは、自己肯定感には2種類あるから。
その2つについて、説明していきたいと思います。

結果の自己肯定感

やる気のあるビジネスマン
これはいわば、「何かを成し遂げることで得られる自己肯定感」です。
私達は幼い頃から大なり小なり、周囲からの評価を受けて育ちます。
何かができるようになると「凄いね~!」と褒められるでしょうし、
かけっこで1番を取って親が喜んでくれた、良い大学に入れた、大企業に就職できた、
といった事で周囲に褒められたり、目標を達成することで得られる自己肯定感です。
これを「結果の自己肯定感」と呼んでいます。
このように「成功体験」を積み上げていくことで、結果の自己肯定感を育てることができます。

存在の自己肯定感

親子でハグ
これは、「どんな自分もオールオッケー」の自己肯定感です。
自分が生きていることそのものを肯定できている状態、
これを「存在の自己肯定感」と呼んでいます。

例えば、何か目標を達成できなかったとしても、不安になったり悩んだりしたとしても、
「そんな自分もあるよね、大丈夫!」と思ってあげる感覚です。
例え結果の自己肯定感が高くなくても、存在の自己肯定感が高ければ、どんな自分にもOKが出せるので、
過度に落ち込んだり不安になったりすることがありません。

逆に、条件付きの自己肯定感が高くても、無条件の自己肯定感が低いと、
思うように人生がいかない時には無価値観に苛まれて、一気に自己肯定感が低くなってしまいます。

結果の自己肯定感が強い人は、存在の自己肯定感が育ちにくい

膝を抱える子ども
結果の自己肯定感が高い人は、幼い頃から優秀で、周囲の大人の期待に応えてきた人が多いです。
そのため、周囲から褒められることが多い反面、「自分は優秀だから価値があるのだ。」と子ども時代に思い込んでしまうことが多くあります。
もちろん、周囲の大人はそんなつもりもなく褒めたり励ましたりしているのですが、子どもにとっては常に優秀じゃなくなることの恐怖と戦っているという事はよくあります。

逆に、幼い頃からヤンチャで親や大人に叱られている子どもは、「叱られても、ちゃんとご飯は食べさせてもらえるし、家にも住ませてもらえる。優秀じゃなくてもいいんだ、こんな自分でも家にいていいんだ。」という思いを持つことができ、案外存在の自己肯定感が高かったりもします。

だから優秀なことがいけない、褒めることがいけない、と言っているのではありません。
優秀な子でも上手くいかない時に、親がそれをまるごと受け止めることを意識的にしていると、結果の自己肯定感も存在の自己肯定感も育っていくことになります。
特に失敗を恐れている子どもには、「〇〇ちゃんでもそういう所があるのね。お母さん安心したわ。」
というように、「失敗しても大丈夫よ。」というメッセージを届けてあげることで、子どもは安心感を持つことができるのです。

存在の自己肯定感を育てるために大切なこと

家族
存在の自己肯定感を育てるためのキーワードは、「安心感」と「繋がり感」です。
親子であれば、何か上手くいかない時に「大丈夫だよ」と声をかけてあげる。
そして、何も言わずにハグをしてあげる、これらは非常に存在の自己肯定感を育てる上で大きなポイントになります。

私自身、子育てをしている中で、「ハグをする」という行為は、子どもがいくつになっても非常に効果的だと感じています。
1日1回、抱きしめるだけでも子どもの心の安定感が全然違うことを実感しています。
「うちの子自己肯定感が低いかも?」と思われた親御さんは、是非試してみて下さいね!

大人になってから自己肯定感の低さに気付いたら・・・

じゃあ大人になってからは、自己肯定感は育たないの?
そんな疑問が出てくるかもしれません。
大丈夫です。大人になってからでも上げることはできます。
それは、自分が「安心・安全な場に身を置く」という事です。
自分が安心できる場を持ち、そこで素の自分を出しながら仲間と繋がれるようになると、
「ありのままの自分で大丈夫なんだ」と思えるようになります。
つまり、自己肯定感を育てる上で、「どんな環境に身を置くか」はとても大切な事なのです。

私自身、心理学と出会い、自分の存在を認めてくれるカウンセラーや仲間と出会った事が、
「ありのままの自分」を認められるようになった第一歩だと感じています。
だからもし、今「安心できる場にいないな」と感じられる方は、その場から「離れる・距離を取る」
という事をして頂きたいと思います。
子どもの頃には自分で自分の環境を選ぶことができずに、安心・安全な場じゃなくてもそこから逃れることはできなかったかもしれません。
でも、大人のあなたなら、選ぶことができます。
「今の場所、私にとって幸せな場所?」と一度自分に問いかけてみて下さいね。

自己肯定感にまつわる今回の記事、いかがでしたか?
どなたかの一歩になれば嬉しいです。

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました^^