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カウンセリングだけでは変われない?

みなさまこんにちは。

今日は「カウンセリングって、話を聴いてもらってスッキリするかもしれないけど、

それだけじゃ変わらないんじゃないの?」という疑問にお答えしたいと思います。

カウンセリングだけじゃ変わらない、それは、半分本当で、半分嘘です。

カウンセリングは、あなたのお話をじっくり聴く場です。

(守秘義務がありますので、他に話が漏れることもありません。

安心して、お話下さいね。)

カウンセリングで最初にする事は、例えて言うならば、

「今まで一人で抱えて来られた沢山の荷物を降ろして頂く」という事です。

誰にも言えなかった思い・・・

1人でぐるぐる考えて堂々巡りしていた思い・・・

不安で夜も眠れなくなく思い・・・

なぜ私だけという思い・・・

思い出すと辛い気持ちになる過去・・・

クライエントさんは、そんな沢山の荷物を抱えて来られます。

その荷物を一つひとつ確認しながら、

「ああ、辛かったね。」「一人でいっぱい抱えていたんだね。」

「苦しかったね。」という思いに、共感していきます。

そして2回目以降から、

「これからも持っておきたい大切な荷物」

「これはもう手放したい荷物」

「少し形を変えて持っておきたい荷物」

と、整理していき、あなたにとって大切なもの・持っていると心地よいもの

だけを持てるようにしていきます。

「これはもういらないでしょ?手放さないとダメ!」

「もっと他の荷物に変えた方がいいんじゃないの?」

という事は、カウンセラーから言う事はありません。

なぜなら、「どの荷物を選ぶか」があなたらしさであり、

大切なあなたの気持ちだからです。

また、「この荷物手放したい!」

「この荷物を持てるようになりたい!」

そう思われた時には、様々な心理療法を用いてあなたの理想の状態になるように

サポートさせて頂きます。

これがカウンセリング2回目以降で行うことです。

ですので、カウンセリング1回だけでは、荷物の確認だけで終わってしまいます。

確認すると気付くことができるので、一時的には気持ちはスッキリするかもしれませんが、

荷物の量は減っていません。

現実に戻ると何も変わっていない、という事になってしまいます。

これが、「カウンセリングでは何も変わらない」と言われる理由です。

また、カウンセリングが進むにつれて、「まだポケットにこんなのが入っていた」

と気付くこともありますし、

「いらないものばかりだと思っていたけれど、きちんと整えるとどれも大切なものだった」

と気付くこともあります。

クライエントさんが荷物に気付くタイミングは様々です。

でも私は、クライエントさんにとって「ベストなタイミング」でやってくると

経験上思っています。

私も何度もカウンセリングを重ね、沢山の荷物の確認と、

手放し、作り替え、新しい荷物を手に入れる

という事をしてきました。

カウンセラーは私のペースに寄り添い、私の意志を尊重し、

でも「私の力で整理する」ということを徹底的にして下さったからこそ

何年たっても、私は自分の荷物を自分で整理できるようになりました。

そう、カウンセリングのゴールは、「今ある問題の解決」だけでなく、

「これから起こるであろう問題も、自分で解決できる力をつける」事です。

カウンセリングがあなたらしい人生を歩むきっかけになって欲しい、

それが私の願いです。