昨日私が書いた、想いを伝えるということの記事について、私の事ではありますが、カウンセラー的視点に立って解説していこうと思います。(ほんまに自分をさらけ出すみたいで超恥ずかしい(/ω\))
昨日登場した妻は、本当は弱くて寂しがり屋です。ただ、プライドがとっても高い。
それゆえに、自分の弱さやダメな所を認めたくない!そう思う傾向があります。
それは、結婚生活においてもそうでした。
特に子どもが生まれてからは、自分の気持ちはそっちのけ、子どもを第一に奮闘していた訳ですが、そのせいで「妻の子ども心」はずっとないがしろにされていた訳です。
ここで、解説すると、私たちの心の中には「子どもの心」と「大人の心」があります。
「子どもの心」とは、無邪気、後先考えない、感情・感覚重視な心です。その人が幼少期に持っていた心そのものです。
「大人の心」とは、合理的、分析的な心です。だいだいの人がこの大人心で、子ども心をたしなめたり、禁止したりしながら過ごしています。
例えば、会議中におなかがすいてご飯が食べたくなったとします。
そんな時、大体の方は我慢すると思います。
これは、「おなかすいた~!ごはんが食べた~い!」と言っている子ども心を、
「今は会議中だから我慢しようね」とか、「今は食べるべきではないでしょ!空気読め!」と大人心が言い聞かせているから、おなかは空いても食べることはしない訳です。
で、妻の話に戻ります。
妻には非常に甘えん坊で傲慢な子ども心があります。
「みんな、私の機嫌を取りなさいよ~!」っていう、駄々っ子の子ども心です。
だから、夫が自分の機嫌を取ってくれない(子育てや家事を手伝わない)と怒るわけです。
「大変なの分かるでしょ?手伝いなさいよ!私の言うとおりに動きなさいよ!」と思っている訳です。
そもそも夫が自分の思い通りに動く訳がありません。夫は夫で頑張っているのですから。
そう大人心では分かっていたけれど、ず~っと大人心に無視され続けた子ども心はそのうち暴走しはじめます。
この妻はプライドが高いので、そんな子どもみたいな自分はいなくなってしまえ!と認めなかったのです。認めなければ認めない程に子ども心はプンプン起こり始め、攻撃を始めます。
そしてその怒りが夫に向けられたという訳です。
「私をこんな気持ちにさせる夫が悪いのよ~!」って。

妻は子ども心を怒りで表現し続けることで、夫に「気付けよ!気付けよ!」とやっていた訳です。
気付きませんよ。そもそも男性と女性では脳の作りが全然違うんですから。
ただ、この妻、ちょっとだけ心理学をかじっていました。
「夫が悪い!」とやっていても、なんの解決にもならない事を知っていたのです。
ただ、「自分が悪い!」とはどーしても思いたくない!プライドが鬼のように高いので、折れたくない訳です。
しばらくもやもやしながらも、何とか結婚生活を送っていきます。
ただ、幸せじゃないのはもう嫌だ!とも思い始め、自分と向き合う覚悟を決め、今回の事に至ったという訳です。
何度も書いているようにこの妻、非常にプライドが高いため、自分が悪かった!と気付いてからもなかなか謝れませんでした。
心の中では申し訳ない気持ちでいっぱいだったし、夫に対する態度も改めていたので、夫婦関係は悪くはありませんでした。
ただ、どうしても自分の中に残る後悔と懺悔の気持ちにさいなまれながら、自分がしてきた事が何もなかったように過ごす自分に嫌気がさし・・・そう、この時には「そんな自分が許せない!」とプライドの高さゆえに、自分を責めていたのでした。
責めていても何も変わりません。また、自分を責める=他人を責めるであるため、自分を許さない事は夫を許さない事だとも気付き始めていました。
なかなか勇気が持てない中、色々な出来事が後押しとなり、今回の事に至ったようでした。
妻は言います。
自分の気持ちを正直に伝え、相手の気持ちを知り、本当はずっと愛されていたし、守られていた。そのことに全く気付けていなかった。
今、二人で頑張っていこう!と再認識できたことで、なんとも言えない心の底から湧き出る安心感がある、と。
何かあっても、二人で力を合わせればどうにでもできるんじゃないか?そんな気持ちになっています、と。
そして、ずっと私が欲しかったのはこの安心感です、と言っていました。
このように、近い存在の人とどれだけ信頼しあって生きていけるか、というのは、その人にとってとても重大な影響を及ぼします。
あなたの中に、「安心・安全じゃない」人間関係はありませんか?
その人との人間関係を見直すことで、本当に安心して暮らせる日々が手に入るかもしれません。
昨日勇気を出した妻のように、ね(#^^#)
次回は、パートナーシップについて、男女の脳の違いからお話したいと思います!
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました^^