先日、「ゲシュタルト療法を受けられるということだったので」
と体験カウンセリングに来て下さった方がいました。
ゲシュタルト療法は、本などでも時々取り上げられている療法です。
私も師匠がゲシュタルト療法を行っていたこともあり、
箱庭と同じく力を入れて学んだ療法でした。
そして、私も実際にゲシュタルト療法の素晴らしさを実感している一人です。
こんなに劇的に自分の感情が動いた療法は、ゲシュタルト療法以外にないからです。
だからこそ、取り扱いも慎重に・・・・と考えています。
本人が望んでいる場合はいいのですが、感情が動くからこそ、好き嫌いの別れる療法だと思っています。
実際に、私はゲシュタルトが好きでしたが、カウンセラーの同僚は、
「ゲシュタルトは気分が乗らない時に(受けるの)は本当にキツイ」というような事を言っていました。
「そうか、自分が良いと思っても、両方には好みがあるし、その時の心の状態によっても
変わるんだな」そう思った事を今でも覚えています。
そこで、体験カウンセリングで現在の状況やゲシュタルト療法に対するイメージ、
などをお聴きしました。その時、私は「できる!」と感じたのです。
理由は、カウンセリングに来られるまでに自分を見つめるということをしっかりとされていたこと、
どういう状況になりたいかという事を明確に持たれているということ、
またゲシュタルト療法がどういうものかをだいたい知った上で受けたい、と言って下さっているということが充分伝わって来たからです。
ということで、2回目のカウンセリングからゲシュタルト療法を取り入れることに決めました。
クライエントさんからご感想を頂きましたので、抜粋して掲載させて頂きます。
本日もカウンセリングありがとうございました。
初回もですが、私が話すことをよく聞いて下さっている、と凄く感じて、安心して話ができます。
今回ゲシュタルト療法をして頂いて、姉の役も自分でやりましたが、
私が演じたはずなのに、姉は確かにそう言っている(思っている)と感じました。
妹の私が可愛いこと、妹の私が悪かった訳ではないこと、
姉は妹の私が大事であり、大変だったこと、自分で理解できたのではないかと思っています。
両親に愛されたい気持ちが姉にもあり、私が守って貰える立場であること、
子どもらしくいられる私が羨ましかったこと・・・
私も弟に似たような感情を抱いたことがあるので、わかってきました。
カウンセリング終わりの帰り道に、私って姉に愛されていたんだ、
今も愛されているんだ、とふと気付きました。
振り向いて貰えなかったり、意地悪されたり、叩かれたりしましたが、
姉が今現在は優しく面倒を見てくれている事が事実で、過去に酷い扱いを受けたからといっても、
それは過去なのだと少しづつ分かってきました・・・・
私のように悩む方にゲシュタルト療法が今より広がれば嬉しい・・・
そんな風に言って頂き、抜粋を快諾頂きました。本当に感謝しかありません。
クライエントさんの心の旅はまだまだ続きますが、
これから色んな思いを手放し、そして楽に生きられるようになる瞬間に立ち会える、
そんな予感でいっぱいなのでした。
ゲシュタルト療法が気になっている方の参考になれば幸いです^^
今日も最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。