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やっぱり私は父を・・・・

私はずっと、父の事が嫌いでした。

理由は、「私を否定してくる人だ!」と思っていたからです。

進路や結婚など、大きな決断をする度に「いいやん!やってみな!」と言われた記憶がなく、

「でもそれは〇〇なんじゃないか?」と一言返してくるからです。

結婚に関しては何年も反対されていました。そのことも実はかなり怒っていたのです。

なので、パートナーを選ぶ時、「絶対に父みたいな人は選ばないぞ!」と心に誓いました。

そして、私の夫は、父とは正反対の人です。

夫は私が決断した事を否定してくる事はほとんどありません。

保育士を復帰した時も、起業した時も、「無理するなよ」と心配はしてくれましたが、全部やらせてくれました。実はこのHPを作った時も、夫は快くお金を貸してくれたのです。

だから、「違う人を選んだ!あ~良かった!」と思っていたのです。

でも、あの一件以来、父と夫はとても似ているんじゃないか・・・?と思うようになりました。

表現の仕方は全く違うけれど、

とてもまじめで誠実な所や、

責任感が強い所や、

不器用だけどとても家族を愛している所

家族のためならとても我慢強い所など

父の良い所も私は本当は分かっていて、それを基準に夫を選んでいることに気付きました。

人間の脳は、ポジティブよりもネガティブを強く記憶する性質があります。

ずっと否定されてきた!と思っていたけれど、実は高校受験の時、第1志望が危ない!ってなった時も、

「行きたいならチャレンジしてみたらいい!」と背中を押してくれたし、(同じ状況の友達は親に反対されて志望校を受けられなかった)

大学受験の時も、「受けたい所は全部受けたらいい」と言ってくれたし、実は否定されずに応援されていた事も沢山あったんです。

今親になってみて思う事は、「子どもが落ちるかもしれない」と不安に思いながらも背中を押すのって、すごい勇気だし、信じてないとできない事だと思います。

大学受験も、受けに行くだけで交通費も含め、どれだけお金がかかったことか・・・・

この時、もう兄は大学生で東京にいたので、仕送りをしながらとても大変だっただろうな、と思います。私たちに不自由させないようにと、よく残業をして帰ってきていました。

私は気付かなかったけれど、とても大きな愛で守られていたのです。

そしてそんな所が、夫もとても似ています。分かりやすく表現はしないけど、子ども達の事も、とても大切に思っている。

ずっと父の事を嫌だと否定してきたけど、本当は父の事が大好きだった。

大好きだからこそ、否定されるととても悲しかったんだな、という事が分かりました。

「大好き」の反対は「大嫌い」なんだそうです。

そもそも、大好きじゃないと、大嫌いにはならないのです。

あなたが大嫌いだと思っている人にも、本当は大好き、認められたい、好きになって欲しい・・・・

そんな気持ちが隠れていませんか?

そしてこれは、無理に「大好きにならないといけない!!」というものでもないと思います。

「そんな風に思える訳ない!!」っていうんだったら、それでいい。

「今は大嫌いなんだね。分かったよ。どんな所が大嫌いなんだろう?」でいいと思います。

大嫌いに思っている自分の気持ちを、ジャッジすることなく、「そうなんだね、分かったよ」と。ただ認める。これをひたすらしてみてください。

すると、前に進むことができると思います。

嫌いな気持ち、決して否定しないでくださいね(^-^)

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました^^