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どうせ聞いてくれないと思ってた。でもそれは“昔の私”の思い込みだった

みなさんこんばんは^^

今日ふと、「そういうことか~!!」と気付いたことがあります。

私が夫とのパートナーシップをこじらせていた頃、

夫に頼ることがとても苦手でした。

基本、男性は「女性を笑顔にしたい」生き物なので、可愛くお願いして、感謝の気持ちを伝えれば「よし、もっと喜ばせてあげよう!」と頑張ってくれます。

でも、そんな事を知らなかった私は、家事も育児も随分と抱え込んでいたように思います。

そして、いつも頭の中で思っていた事は、

「どうせやってくれない」

という事でした。

落ち込む女性

そもそもなぜ、そう思い込んでいたんだろう・・・・

そんな風に思っていたのですが、今日ふと、「そういう事か!」と気付いたことがあります。

思えば、私は子どもの頃、「父には頼みごとをしてはいけない」「できない」というのがありました。子どもの頃と書きましたが、今でも正直父にはよっぽどの事がないと頼み事はしません。やはり父に甘えるのは今でも苦手です😅

私が思っていた父は、

「母を手伝わない人」

「家族の頼みごとを喜んで引き受けない人」

というのがありました。

母や家の事を一手に引き受けていたし、家族で車でおでかけをした時(父が運転)に、「〇〇に行きたい」と言っても連れて行ってくれた記憶はありません。

そんな事もあり、私の中で「男性に頼みごとをしても聞いてもらえない」という思い込みがあったんだと気付いたのです。

ちなみに父と夫は全く性格が違います。夫は家族に頼まれごとをされると喜んで引き受けるような人です。それでも私は、「どうせ聞いてもらえない」と勝手に決めつけ、頼んでもいないのに「またやってくれない。どうせ私がやらなければいけない。」と一人でふてくされていた訳です。

こんな風に私たちは、子どもの頃の「思い込み」を強固に持ち続けて、それを再現して生きています

「ほらね、私が思った事は正しかったでしょ?」と言わんばかりに・・・です。

そして、父の事を「冷たい、家族のためにやってくれない人だ」とずっと思っていましたが、それも誤解だったという事がこの年齢になって分かってきました。

父は、確かに家事や育児はあまりしなかったけど、私と兄が大学(県外)に行っている間は、遅くまで働いていたようです。

今自分が大学受験を1年後に控える娘を持って思うのですが、子どもを大学に行かせるって、とても大変な事です。それを当然のようにやってくれていていたという事が、どれだけ頑張っていてくれていたのか、今になって分かります。そんな、父の頑張りを知っていたからこそ、母も家事と育児を一手に引き受けいたのかもしれません。

また、これも最近分かった事なのですが、父は車の運転があまり好きではない(得意ではない)のだそうです。でも父は家族で出かける時、いつも運転してくれていました。家族のためにしたくないのではなくて、単純に苦手だった、運転するだけでも頑張っていたのだ、という事が分かりました。

そう考えると、植物を育てるのが得意な父は、私のカウンセリングルームの庭に、お花を植えてくれています。毎週1回必ず訪れて、庭の手入れをしてくれているのです。もちろん自分自身の楽しみでもあるとは思いますが、私と来て下さったクライエントさんの為だと思います。

父も得意な所では、沢山やってくれていたのです。

こんな風に、私たちは幼い頃、客観的に物事を見られないままに色んな事を決め、その通りに生きているのです。

子どもだから、それは仕方のないこと。小さい自分が、自分が傷つかないように考えたことだからです。

だからこそ、「なぜいつもこうなるのだろう?」「何故うまくいかないのだろう?」と思った時には、

「それってどんな思い込み(信念)があって、そんな風に思うのかな?」

「どんな思い込みがあって、そんな風に行動したり、言ってしまうのかな?」

と振り返ってみることで、「望む自分」になることができるのです。

生きやすくなることも、人間関係を良いものにするのも、「自分を見つめる作業」につきるなと思う今日この頃でした😊